個人型確定拠出年金(iDeco)の始め方

加入資格の有無と掛け金の上限金額を確認する

年齢や就労状況によって掛け金の上限額は変わってくるし、そもそも加入資格がない場合もある。まずは「5秒」でわかるカンタン加入診断で自身の加入資格の有無と掛け金の上限額を確認しよう。また福利厚生の一環として企業型確定拠出年金を導入している会社に勤めている場合は、個人型よりもメリットが大きいので企業型に加入しよう。

金融機関を選択する

個人型確定拠出年金(iDeCo)を取り扱う金融機関(運営管理機関)を通して加入の申出を行う。
現在、約160の金融機関が運営管理機関としてiDeCoを取り扱っている。
選択の基準は2つ

①毎月の口座管理手数料が無条件で最安であること
②自身が運用したい金融商品がラインナップされていること

①を満たした中から②を満たす金融機関を選べばよい。

特にこだわりがなければ今後、NISA等を始めることも見据えて、楽天証券がおすすめ。
楽天証券はクレジットカードで投資信託を購入し、ポイント還元を受けることができる
(iDecoはクレジットカード引き落とし不可)

2022年9月からポイント還元率が下がってしまうが、それでも何もないよりはまし。

【悲報】楽天カードの投信積立の還元率が1%→0.2%に【0.5%までは維持可能】

2022年2月2日

選択した金融機関のWebページから申込書を請求する

サラリーマンが個人型確定拠出年金(iDeco)を始める場合、Web上の手続きのみで完結することはできないんだ。
というのは、運営管理機関が加入希望者の企業年金の加入状況を確認するにあたって、「事業主の証明書」の郵送が必要となる。
資料請求→必要事項記入→会社に提出して証明書を発行してもらう→運営機関に提出書類を返送 と手続きがアナログで非常に面倒。
2022年10月を目途に証明書の提出が不要になるらしいんだけど、それまでは書類のやり取りが必要になる。

会社の担当部署に「事業主の証明書」の発行を依頼

資料に同封されている「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」を会社の担当部署(人事・総務部)に提出し、事業主の署名および押印を依頼する。この際、会社によっては給与天引きで掛け金を入金することができる。会社が給与天引きを認めていない場合、自身の選択する銀行口座から口座振替で掛け金を拠出する。

金融機関に申込資料を返送

申込書に必要事項を記入し、「事業主の証明書」と合わせて郵送する。
国民年金基金連合会の審査等のため手続完了まで1~2か月程度かかる。
書類に不備があると余計に時間がかかるため郵送前によくチェックしよう。

手続完了・各種書類到着

加入審査が完了すると、以下の書類が届く
・個人型確定年金確認通知書
・口座開設のお知らせ
・コールセンター/インターネットパスワードの設定のお知らせ

金融商品の選択

書類に従ってアカウントにログインし、購入する金融商品を選択する。

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