先日(3月1日)、基本情報技術者試験の受験申込がスタートした。
情報系の知識を体系的に習得したい自分としてはITパスポートに引き続き、ぜひ取得したいと思っている。
今回はITエンジニアの登竜門とも呼ばれる基本情報技術者資格の概要をまとめておく。
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バックオフィスは一定水準のIT知識を要する
現代を生きる社会人にとって、最低限のIT知識が必要なことは下記の記事で述べた通り。
でも実際に、企業のバックオフィス(人事部)で働いていて、その最低限の知識だけでは全く足りないことを痛感している。
人事給与システムに関する打ち合わせの中で「ロードバランサー」だとか「WAF(ワフ)」だとか聞いたことがない用語がポンポン出てきて、相手が何の話をしているのか理解できないこともしばしば。
ある程度の規模の企業のバックオフィスで働く場合、ITツールを用いて業務を遂行することになる。ただシステムを利用しているだけの立場であれば特に問題はないが、システム設計に携わる立場になると、”最低限”からより一歩踏み込んだ知識を必要とされることもある。
IT業界で働いているわけでも、SEとして働いているわけでもない自分としては、業務を通じてこの辺りの知識を習得するのは不可能なので、資格取得を通して何とかこの辺りのギャップを埋めたいところ。
ITエンジニアの登竜門
基本情報技術者はIT業界あるいはシステムエンジニアとして働く者にとって登竜門的な位置づけらしく、新人が最初に取得を推奨される資格らしい。
ITパスポート試験が全社会人を対象にしているのに対して、基本情報技術者試験はあくまでもITエンジニアを対象にしている。
資格取得者はITスキル標準のスキルレベル2に該当するとされ、ITパスポートに合格した後のステップアップとして最適。
実際に勉強してみると、試験範囲はかなり被っていて、ITパスポートで勉強したことに肉付けしている感じ。
就職・転職に直接役立つこともある
基本情報技術者資格は持っていればそれだけで実務が務まるという類のものではない。
ただ、資格を持っていればそれ自体が就職活動の際、評価されるケースもある。
IT業界では新卒就活時に持っていると加点になる
IT業界では入社して、まず最初に取得を推奨されることも多い。資格手当が支給されたり、資格取得時に報奨金を支給する会社もある。
新卒就活時にすでにこの資格を持っていれば、企業としてはその間の教育期間を短縮できるし、ある程度、業界の適正があることを証明できる。またそれだけ強く、業界を志望していることのアピールにもつなげられる。
当然、採用に有利に働くだろう。
ただ転職するとなると、当然この程度の知識は持っていることが前提となるから、あまり加点対象にはならないだろう。
あくまで有利になるのは新卒就活時と考えておくのが無難。
IT業界以外ではITに強いことをアピールできる程度
IT業界以外で就職・転職を志す場合、メインとなる業務知識は他に存在するので、あくまでITに強いことをアピールできるにとどまる。
そもそも面接官がどこまでITの必要性を感じているかにも左右される。
ベンチャー企業よりも大企業で評価される
ベンチャー企業は即戦力の人材を求めているため、ITに関する実務能力や実績そのものを重視する傾向にある。
大量に社員を採用する必要があり、教育にコストを掛けられる大企業の方が一つの基準として資格の有無を評価することが多い。
2020年より試験方式はCBT方式に変更
試験は上期(4月~5月)と下期(10月~11月)の年2回実施される。
2020年下期以降、ITパスポートに続いてCBT方式が採用され、期間内で任意の試験日を選択して受験することが可能となった。また、基本情報技術者試験は四肢択一式(旧試験方式の午前試験)と選択問題ありの多肢択一式(旧試験方式の午後試験)からなるが、それぞれを別日に受験することもできる。
個人的にこの試験制度変更は素晴らしいと思う。受験者の利便性向上はもちろん、採点に係るコストも少なくなるはず。主催者、受験者ともにこの試験方式の変更は大きなメリットがある。
2022年度中の資格取得を目指す
年2回の受験機会があるので、合格するつもりで勉強して、受験して、どちらかで受かったらいいなと思っている。
ITパスポート試験とは違って、一般常識で解ける問題は少ない。
特にIT業界で働いていない自分は、しっかりと対策をして臨まなければ、合格出来そうにない。
ある程度、腰を据えて勉強しようと思う。
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